FILAゴールデンGP大会第一弾「ヤリギン国際大会」の優勝賞金は各84万円!




 国際レスリング連盟(FILA)は来年から“第2の世界選手権”ゴールデン・グランプリ(FILA Golden Grand Prix)をスタートさせるが、3スタイルの先陣を切って行われる「ヤリギン国際大会」(1月27〜29日、ロシア・クラスノヤルスク)の各階級の優勝賞金が7000ドル(約84万円)、賞金総額が10万5000ドル(約1260万円)であることが分かった。正確な資料は残っていないが、レスリング界では史上最高の賞金額と思われる。

 賞金は、優勝が7000ドル、2位が4000ドル(約48万円)、3位が2000ドル(約24万円)。GP決勝大会(ことしの場合は6月、アゼルバイジャン・バクーで開催)の最低の賞金が「優勝5000ドル(約60万円)、2位=4000ドル(約48万円)、3位=3000ドル(約36万9000円)…」となっており、優勝と2位に限ればこの金額より高いことになる。

 なお、同時期に女子も行なわれるが、女子には賞金はかからないもよう。


 【ゴールデン・グランプリとは】

 FILAがレスリング選手の経済的な動機づけや普及、メジャー化を目指して2006年から実施するイベント。大会は各スタイルとも3大会行なわれ、最初の2大会が予選大会、最後の1大会がファイナル大会。

 ファイナルで優勝した選手には5000ドル(約60万円)の賞金が与えられ、以下、2位=4000ドル(約48万円)、3位=3000ドル(約36万円)、5位=1000ドル(約12万円)、7・8位=750ドル(約9万円)で、これは最低の金額。大会を主催する組織委員会によっては、これ以上の賞金もありうる。予選2大会も賞金マッチだが、その金額はFILA理事会が承認した金額となる。

 予選への出場は、参加料を払えばどの国の選手でも出場でき、1か国から各階級に最高で2選手が出場できる。2大会の上位8選手(注・各大会で3位以内の4選手のことと思われる)がファイナル大会に出場することができる。ほかに、前年の世界選手権優勝選手と大陸選手権の優勝選手は、ファイナル大会に出場する権利を有し、これらの選手がこの大会に出て出場資格を得ることができなくとも、出場することができる。

 2006年のゴールデン・グランプリ大会は下記の通り。ファイナル大会は6月24〜25日に3スタイル同時に行なわれる。


 ◎男子フリースタイル

【第1ステージ】1月27〜29日:ヤリギン国際大会(ロシア・クラスノヤルスク)

【第2ステージ】3月10〜12日:ウズベキスタン・インデペンデンス国際大会(ウズベキスタン・タシュケント)

【ファイナル大会】6月24〜25日:ゴールデンGPファイナル(アゼルバイジャン・バクー)


 ◎男子グレコローマン

【第1ステージ】2月24〜26日:ベービ・エメーレ国際大会(トルコ・イズミール)

【第2ステージ】3月18〜19日:ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア・ペルニク)

【ファイナル大会】6月24〜25日:ゴールデンGPファイナル(アゼルバイジャン・バクー)


 ◎女 子

【第1ステージ】2月10〜12日:トゥルクアン国際大会(フランス・トゥルクアン)

【第2ステージ】3月3〜5日:クリッパン国際大会(スウェーデン・クリッパン)

【ファイナル大会】6月24〜25日:ゴールデンGPファイナル(アゼルバイジャン・バクー)



《iモード=前ページへ戻る》

《前ページへ戻る》