【特集】吉田沙保里選手、86連勝への祝福コメント





 
日本協会・福田富昭会長「86連勝で、外国選手には無敗。すばらしい記録で、常人にはできることではない。この記録をステップに、ますます頑張ってもらいたい。あまり意識してしまうと、負けないレスリングになってしまう。意識しながらも、試合の時は意識しないで闘うことが必要でしょう。渡辺長武さんの189連勝、山下泰裕選手の203連勝の更新も期待したい」

 
日本協会・高田裕司専務理事「目の前の1試合、1試合の積み重ねだと思う。谷亮子選手の記録を追い抜いたことを意識するのではなく、アニマル渡辺さん(渡辺長武)の189連勝を目標に、どこまでも記録を伸ばしてくれることを望みたい。(高田専務理事も73〜78年に国内外88連勝をマークしている)自分の記録を追い越してもらえるのは、うれしいよ」

 
日本協会・富山英明強化委員長「あくまでも通過点。まだ伸びる。100連勝でも、200連勝でも達成してほしい。それだけの逸材だ。今後注意することは、けがだけだろう」

 
189連勝の記録を持つ東京五輪金メダリスト・渡辺長武さん「自分の場合は東京オリンピックを目指して一丸となってやっていた中での記録でした。100連勝を超えたあたりでマスコミから指摘されて知った。意識したし、勝って当りまえのムードの中で勝つのは大変なんです。相手は負けて元々と捨て身の攻撃でくるし、反則ぎりぎりの攻撃もしてくる。受け身になってしまってはダメ。攻撃は最大の防御と言われるように、自分から攻撃する気持ちを忘れないことが大切です。相手にどんな小さな弱みでも見せてはなりません。1ポイントでもやらない、という気持ちを強く持って、1戦1戦を慎重に闘ってほしいと思います。強い後輩が生まれたのは本当にうれしい。ぜひ私の記録を破ってほしいです」


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