明治乳業杯全日本選抜選手権 優勝者のコメント&熱戦写真


【フリースタイル96kg級決勝】

小平清貴(警視庁)○[フォール、1:52=7-0]●曽我部健(国士大)

《経過》小平がバックを取り、グラウンドで攻めて4−0。
その後もグラウンドで攻め続け、6−0で快勝した。


バックを取るや否や、たたみかけるようなグラウンド攻撃を見せた小平。


 全日本王者の小平が貫録を見せた。「オリンピックがかからないのは、正直言って辛い。でも4年後は始まっている。まだ気持ちは切り替わり切っていないけど、この大会を機に切り替えようと思った」だけに、優勝は絶対に必要なことだった。

 五輪予選2大会とも「あと1勝」に泣いた。しかし悔やんでも仕方ない。「勉強になったと考える」と前だけを見つめる。「世界大会、国際大会にどんどん出て経験を積みたい。パワーは足りないと思う。課題は見つかっている」と話し、最後に「もう4年後は始まっている」と、最初のコメントと同じ言葉を繰り返した。(取材・文=樋口郁夫)




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