プレ五輪大会 監督・選手コメント




 1月23〜25日にアテネの五輪会場で行われたプレ五輪大会に出場した女子チームは、27日から地元のクラブチームとの合宿に入った。

 鈴木光監督と選手の談話は下記の通り。(伊調千春、服部担子、岩間怜那、斉藤紀江、浜口京子は別項に掲載。取材・宮崎俊哉)


 鈴木光監督の話「五輪実施階級で伊調と浜口がきっちり勝って金メダルを取ったので最低限の目標は果たせましたが、一番手と二番手以降の実力差を感じた。五輪前ですが、ジュニアなど次代の選手の強化が急務であると痛感しています。浜口は気負うことなく自分の力を出し切り、前へ前へと出てカナダとアメリカにリベンジできました。48kg級に落とした伊調千春も自分のレスリングをつくれています。優勝を逃した服部、斉藤、岩間は勝つことへの執念というか、最後の最後にどれだけ勝ちたいと思うかという点で、まだまだ勉強してほしい」

 
55kg級・関根ゆうの話「思ったより緊張しなかった。外国人は急に動いたりするので、最初は戸惑ったけど、対応できました。今回は来ただけでもよかったです」
 
 
63kg級・坂本襟の話「目標は思い切り高く設定してきましたが、力の差を感じました。試合と練習の差をなくし、もっと力をつけたいと思います」

 
伊調馨の話(大会には出場せず)「サラ(マクマン=米国)が優勝してよかったです。彼女だけずば抜けていました。グラウンドのうまさや、右にも左にも返せる技術をあらためて感じました。見ていて勉強になりました」

 
吉田沙保里の話(大会には出場せず)「(優勝した)中国の選手はワールドカップの時より強くなっていましたが、自分ならもっとタックルに入れると思います。ティナ(ジョージ=米国)はあまり変わっていませんでした。この会場で試合をするのが楽しみです。そのためにも、クイーンズカップは絶対に勝ちます」

 
清水美里の話(大会には出場せず)「48kg級、特に伊調千春選手を中心にじっくり試合を見て勉強しました。 今回学んだことを全て生かして、クイーンズ・カップでチャンスをつかみます」





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