横山秀和、小平清貴が初戦白星…フリー五輪第2次予選
フリースタイルのアテネ五輪第2次予選第1ステージは1月31日、スロバキアのブラティスラバのムラドスト・スポーツ・ホールで開幕。各階級の予選リーグ1回戦が行われ、84kg級の横山秀和(秋田・秋田商高教)と96kg級の小平清貴(警視庁)が白星スタート。
しかし60kg級の山本英典(自衛隊)と120kg級の田中章仁(専大)は黒星を喫し、予選リーグ突破が厳しくなった。
各階級の成績は下記の通り。(取材:ビル・メイ)
【60kg級】山本英典(自衛隊) 29選手出場
1回戦 ●[1−4] Mostafa Gokar Masoud (イラン)
《経過》山本は腕取りをうまく取れずにタックルに入れず、試合の主導権を終始奪われた。イランはタックルと脇くぐりで2−0とリードし、、第2ピリオドに入って片足タックルで3点目。山本選手はローシングルで1ポイントを反しましたが、最後のパーテールポジションのチャンスでローリングが決まらず、逃げ切られた。
2回戦 Dorgut Jebe (ナイジェリア)
3回戦 bye
【84kg級】横山秀和(秋田・秋田商高教) 28選手出場
1回戦 ○[5−3] Man Dula (中国)
《経過》横山がオリンピック経験者のベテランらしい賢いレスリングを見せた。開始後の30秒に小内刈りでポイントを取り、すぐアンクル・ホルドで返して3−0とリード。その後、カウンターのうまい横山は守りの姿勢へ。相手のタックルを2回を切ってバックを回り、リードを広げた。第2ピリオドに3点を許したものの、前半のリードが利いて逃げ切った。
2回戦 Leonardo Gonzalez (パナマ)
3回戦 Naqi Shah Jalali(アフガニスタン)
【96kg級】小平清貴(警視庁) 30選手出場
1回戦 ○[Tフォール、5:16=14-4] Hong Seong-Ju
(韓国)
《経過》日本のトップ・バッターとして出場。片足タックルとまたさきをしっかりと決め、韓国の若いホンにテックニカールフォール勝ちして最高のスタートを切った。小平はホイッス直後からひざを取る片足タックルを決め、すぐガット・レンチで返して3−0。第2ピリオドはテークダウンからまたさきを決め、返してニアフォールのポイントを奪ってテクニカルフォール勝ち。
2回戦 bye
3回戦 Boltic Sinive (ナイジェリア)
【120kg級】田中章仁(専大) 22選手出場
1回戦 bye
2回戦 ●[Tフォール、4:43=0-10]Kuramagomed
Kuramagomedov(ロシア)
《経過》田中は果敢に挑んだものの、ヨーロッパ・チャンピオンに2度なっているロシア選手には通じなかった。第1ピリオドの1分6秒、パッシブを受けて、クラマゴゴメドフにガットレンチとアンクルホールドを受けて3点を失い、再びバックを取られてローリング0−6。第2ピリオドはがぶり返しなどでポイントを失いテクニカルフォールとなった。
3回戦 Wayne Weathers (カナダ)