豊田雅俊、飯室雅規が予選リーグ突破…グレコ五輪第2次予選第1ステージ




 グレコローマンのアテネ五輪第2次予選第1ステージは2月28日、セルビアモンテネグロのノビサドで216選手が出場して行われ、55kg級の豊田雅俊(警視庁)と66kg級の飯室雅規(自衛隊)が1、2回戦を連勝して予選リーグ突破を決めた。ともに、あと1勝してベスト8。

 しかし84kg級の松本慎吾(一宮運輸)は初戦で欧州チャンピオンのロシア選手に0−6で敗れ、苦しいスタートとなった。

 他の選手は初戦は試合がなかった。日本選手の成績は下記の通り。


 【55kg級】豊田雅俊(警視庁)   29選手出場=9プール

 ▼A組
1回戦 ○[Tフォール、0:58=10-0] Elgin Elwais (パラオ)

 
《経過》豊田が35秒に胴タックルを決め、豪快な俵返しでを決めるなどして楽勝した。

2回戦 ○[Tフォール、1:47=10-0] Jansel Martinez (ドミニカ)

 
《経過》豊田が腕とりからバックを取り、ガットレンチや空中側転のような技で7−0へ。それから豪快なリフトでポイントを重ねた。

  

 ※豊田は3回戦(BYE)を待たずに予選リーグ突破が確定。


 【60kg級】笹本睦(綜合警備保障)  30選手出場=10プール

 ▼J組
1回戦  BYE


 【66kg級】飯室雅規(自衛隊)  36選手=12プール

 ▼A組

1回戦 ○[3-0=6:26] Peter-Georg Philippitsch (オーストリア)

 
《経過》飯室が2分21秒、パッシブを取って、低い位置での俵返しで2−0。その後ポイントが取れなかったものの、延長に入り、相手の投げのミスで決勝の3点目を取った。

2回戦 ○[3-0=6:12] Vladimir Tatarski (セルビアモンテネグロ)

 
《経過》飯室が2分すぎにパーテールポジションのチャンスをもらい、胸に手をまわしてのローリングで2−0。第2ピリオドはポイントを取れなかったものの、延長のクリンチで、初戦と同じく相手の投げのミスで飯室が上になって1点を取った。

   

 ※飯室は3回戦(BYE)を待たずに予選リーグ突破が確定。


 【84kg級】松本慎吾(一宮運輸)  28選手=9プール

 ▼I組
1回戦 ●[0−6] Alexej Michin(ロシア)

 
《経過》松本はいいペースで攻め、パッシブを取ったが俵返しが決まらない。逆にラスト30秒でパッシブを取られ、俵返しを決められて5点を取られた。松本は第2ピリオドにもパッシブから俵返しを狙ったものの、決めることができず、逆にエスケープポイントを取られて0−6とされた。


 【96kg級】加藤賢一(自衛隊)  33選手=11プール

 ▼F組
1回戦  BYE


 【120kg級】鈴木克彰(警視庁)  26選手=8プール

 ▼A組
1回戦  BYE




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