田南部力(警視庁)、池松和彦(日体大助手)が3位…ヤシャドク国際大会
フリースタイルで五輪代表を決めている3選手は、3月12〜14日、トルコのアンカラで行なわれているヤシャドク国際大会に出場。55kg級の田南部力(警視庁)と66kg級の池松和彦(日体大助手)が、ともに3位に入賞した。
田南部は予選リーグで、02年のトルコの世界選手権代表のエルシン・セチンに0−4と先制されながらも逆転勝ちし、準々決勝では韓国の03年世界選手権代表のヤン・ヤエフーンにフォール勝ちした。しかし準決勝で昨年世界3位のオレクセイ・ザハルク(ウクライナ)に0−5で敗れ、決勝進出を逃した。
3位決定戦はトルコ選手に危なげなくポイントを重ね、5−0で勝って銅メダルを獲得した。優勝はザハルク。
池松も予選リーグを勝ち上がり、準決勝でトルコ選手相手に3−0と好調にリードしたが、追加点を狙って攻めた時に相手の捨て身の牛殺しを受けてしまい、フォール負け。決勝進出を逃した。3位決定戦のカザフスタン戦は、その後遺症か、タックルのあとの処理に戸惑ったものの、相手のミスを逃さずにポイントを取り、6−1で勝った。
優勝は18歳のマハチ・ムラタザリエフ(ロシア)。この選手は1月のヤリギン国際大会(ロシア)で、昨年の世界チャンピオンのイルベク・ファルニエフ(ロシア)に4−2で勝ち優勝した新鋭。
74kg級の小幡邦彦(綜合警備保障)は、予選1回戦で02年世界学生王者のトルコ選手に黒星を喫し、予選リーグ敗退だった。
各選手の成績は下記の通り。(レポート:和田貴広・日本協会専任コーチ)
【55kg級】田南部力(警視庁) 3位=22選手出場
予選1回戦 BYE
予選2回戦 ○[Tフォール、2:04] Mustafa
Kartal(トルコ)
予選3回戦 ○[フォール、5:41=8-6] Ersin
Cetin(トルコ)
決勝T1回戦 ○[フォール、2:11=6-0] Yang Jae-Hoon(韓国)
準 決 勝 ●[0−5] Zakharuk oleksei(ウクライナ)
3位決定戦 ○[5−0] Murat Geneturk(トルコ)
【66kg級】池松和彦(日体大助手) 3位=20選手出場
予選1回戦 ○[4−0] Mucahit Ozturk(トルコ)
予選2回戦 ○[5−0] Abdullah Cakirer(トルコ)
予選3回戦 ○[不戦勝] Baek Jin-Kuk(韓国)
準 決 勝 ●[フォール、3:28=3-4] Levent
Kaleli(トルコ)
3位決定戦 ○[6−1] Sulermenov Kyanysli(カザフスタン)
【74kg級】小幡邦彦(綜合警備保障) 25選手出場
予選1回戦 ●[1−4] Fahrettin Oezataトルコ)
予選2回戦 BYE
予選3回戦 ○[10−1] Byung Kwan-Cho(韓国)