諏訪間幸平(元クリナップ)が全日本プロレスへ





 フリースタイル130kg級で昨年の世界選手権に出場した諏訪間幸平(クリナップ)が全日本プロレス入りし、3月19日、都内で入団発表が行われた。

 同選手は神奈川・藤嶺学園高時代に柔道をやりながらレスリングにも取り組み、中大で本格的にレスリングへ。全日本大学選手権3位などの実績を残してクリナップへ進み、2003年の全日本選抜選手権で優勝して世界選手権へ出場した。

 ことし2月、田中章仁(専大)がフリー120kg級の五輪出場資格を取れず、アテネ五輪の道が断たれたことでプロ入りを決意した。28歳。妻子ある身での新分野へのチャレンジになる。

 会見では、「プロレスは小さい頃から好きだった。大学の先輩のジャンボ鶴田さん(故人)のようになりたい」と決意表明。スカウト役だった全日本プロレスの馳浩さん(日本協会理事)から「アマのすごい選手は、覚悟さえあればプロで通用する」と叱咤(しった)激励された。デビューは今年中の予定。
(写真は、左から馳浩さん、諏訪間、武藤敬司社長=提供:内外タイムス)



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