アジア女子選手権(東京)に史上最多の13か国が出場へ




 5月22〜23日に東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで行われる第7回アジア女子選手権は13か国前後の参加国・地域数となりそうなことが5月11日までに分かった。ただしネームエントリーをしていない国もあり、流動的な部分もある。

 
フルエントリーは日本、韓国、中国、カザフスタン、モンゴル、インドの6か国。各階級8選手程度で争われる見込みとなった。

 日本選手は、アテネ五輪代表選手を含め、下記のメンバーで臨む。


48kg級:伊調千春(いちょう・ちはる=中京女大)

 1981年10月9日、青森県生まれ、22歳。京都・網野高卒。98年全国女子高校生大会優勝。99年全日本女子選手権51kg2位と力をつけ、00・01年に世界女子ジュニア選手権で2連覇。02年は世界女子選手権で惜しくも銀メダルだったが、03年に金メダルを獲得した。その後1階級落として全日本チャンピオンへ。ことし4月、アテネ五輪代表権を獲得した。157cm。

51kg級:甲斐友梨(かい・ゆり=中京女大)

 1984年5月8日、滋賀県生まれ、19歳。滋賀・八幡工高卒。01年全日本選手権48kg級6位が目立つ程度で、03年までに優勝経験はなかった。ことし2月のジャパンクイーンズカップで勝ち、4月のアジア選手権予選も勝ち抜いて、初の全日本チーム入り。156cm。

55kg級:吉田沙保里(よしだ・さおり=中京女大)

 1982年10月5日、三重県生まれ、21歳。三重・久居高卒。少年少女レスリング時代から同世代の大会で無敗。00・01年に世界女子ジュニア選手権で2連覇。02年世界選手権に初出場初優勝。続く全日本選手権でも勝ち、03年ジャパンクイーンズカップでも優勝。世界選手権で2連覇を果たししてアテネ五輪の出場資格を獲得。全日本選手権でも勝った。アテネ五輪同級代表。156cm。

59kg級:山名慧(やまな・けい=愛知・中京女大付高)

 1986年7月1日、福井県生まれ、17歳。中学時代は陸上と柔道の選手。1年のキャリアで03年ショーブ国際大会(フランス)2位。今回、アジア選手権代表選考会を勝ち抜く。その後のJOC杯ジュニア選手権でも優勝し、JOC杯を受賞。159cm。

63kg級:伊調馨(いちょう・かおり=中京女大)

 1984年6月13日、青森県生まれ、19歳。98年全国女子中学生選手権52kg級などで優勝を重ね、01年ジャパンクイーンズカップ56kg級で現役世界チャンピオンの山本聖子をフォールで破る殊勲を達成。02年はアジア大会銀メダルのあと、世界選手権に初出場初優勝。03年も勝ってアテネ五輪出場資格を獲得。その後、国内大会を勝ち抜いてアテネ五輪同級代表へ。166cm。

67kg級:斉藤紀江(さいとう・のりえ=ジャパンビバレッジ)

 1978年10月24日、茨城県生まれ。24歳。茨城・土浦日大高〜帝京大卒。高校時代は柔道選手だが、レスリングにも取り組み95年全日本選手権70kg級優勝の実績を持つ。帝京大では柔道に専念。卒業を機に本格的にレスリングへ転向。03年はアジア選手権で国際大会の初優勝を飾った。172cm。

72kg級:浜口京子(はまぐち・きょうこ=ジャパンビバレッジ)

 1978年1月11日、東京都生まれ。26歳。ボディビルからレスリングへ。96年にアジア女子選手権70kg級で優勝。翌年、75kg級で世界チャンピオンに輝き、以後、98・99、02・03年に世界一に君臨。02年にはアジア大会とワールドカップでも勝ち、年間の三大大会を制覇した。全日本選手権は8度優勝という最多記録を持つ。アテネ五輪同級代表。170cm。




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