愛知県レスリング協会の壮行会が盛大に


      

      


 中京女大からアテネ五輪へ向かう伊調千春(48kg級)、吉田沙保里(55kg級)、伊調馨(63kg級)の3選手の壮行会が7月16日、名古屋市内のホテルで株式会社リプレと愛知県レスリング協会などによって行われ、約700人もの招待客が3選手とコーチとしてアテネへ向かう栄和人監督を激励した。

 日本協会からも鈴木啓三副会長、今泉雄策常務理事、村本健二総務委員長らが参加。くす玉割りに参加し、それが割られると「必ず獲ります! 金メダル」という文字の垂れ幕が飛び出し、大歓声が湧き上がった。

 祝宴では、地元出身の峰竜太さんや地元の有名アナウンサーらが壇上に上がって激励。もう3選手とも地元の“名士”ともいえる存在を見せつけた。パーティーのあとにはゲスト客からのサイン攻めが続き、最後は3選手のコンディションを心配した杉山三郎部長が打ち切ったほど。強い期待を背負ってアテネへ向かう。

 愛知県からは、これまでに1972年ミュンヘン五輪に、地元アイシン精機の吉田敏忠(フリー74kg級)、愛知出身の山本郁栄(グレコ57kg級=日体大教員)が出場している。今回の3選手は、ともに愛知県生まれではないが、愛知県在住選手として期待は大きく、フィギュアスケートの伊藤みどりが1988年カルガリ五輪に出場したことを知る記者は、「あの時はこんなフィーバーはなかった」と振り返った。


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