井上謙二は準決勝で惜敗、3位決定戦へ…男子フリー第3日



 アテネ五輪レスリング競技は8月29日、フリースタイル3階級の準決勝などが行われ、予選リーグを勝ち抜いて準決勝へ進出した60kg級の井上謙二(自衛隊)は、マスード・ヨカール(イラン)に延長で敗れ、3位決定戦へ回ることにあった。一時は4−2、4−3とリードしながら、ラスト7秒に技術回避の痛恨の1点を失い、延長へ入ってタックルを決められた。

 成績は下記の通り(細線は既報)。


  【60kg級】井上謙二(自衛隊)   19選手出場

予選1回戦 ●[2−3] Damir Zakhartdinov(ウズベキスタン)
予選2回戦 ○[7−2] Jung Young Ho(韓国)
予選3回戦 ○[Tフォール、5:41=13-0] Lubos Cikel(オーストリア)

準決勝 ●[4-5=6:28] Masoud Jokar(イラン)

 
《経過》井上は片足タックルと正面タックルを受けて0−2と出だしは悪かったが、2分30秒ころに片足タックルで1点を返し、腕とりでニアフォールへ。3−2と逆転した。第2ピリオドもタックルで1点を加えたものの、4分44秒にパッシブを取られるなど、やや消極的。ラスト7秒で技術回避の警告を取られ4−4へ。延長へ入り、片足タックルを決められ、後方へ返したものの、テークダウンが先と判断され、悔やまれる敗戦となった。



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