女子W杯の代表選手が決定、Gタイムで放映へ



 日本協会は9月15日、都内で理事会を開き、10月8〜9日に東京・駒沢体育館で行われる第4回女子ワールドカップの出場選手を下記の通り決めた。アテネ五輪の代表選手は全員が参加。ほかに世界V4の山本聖子(ジャパンビバレジ)が59kg級に、世界V2の坂本日登美(和光ク)が51kg級にエントリーされた。坂本は今年7月のカナダカップに出場しているが、全日本チームの代表として出場するのは2001年世界選手権以来、約2年10か月ぶり。

 大会には、日本のほか米国、ロシア、中国、カナダが決定。あと1か国は、インドかウクライナと交渉をしている。鈴木光団長(ジャパンビバレッジ=予定)は「オリンピックから1か月半。祝勝会や報告会に追われている反面、この前の合宿では、選手はインカレ・モード、ワールドカップ・モードに入っている。昨年の屈辱(2位)をはね返したい」と話した。

 昨年優勝の米国からは55kg級にテラ・オドネル、72kg級にトッカラ・モンゴメリのアテネ五輪代表選手がエントリー。中国は55kg級のスン・ドンメイのみが五輪代表選手。カナダは55kg級で吉田沙保里と金メダルを争ったトンヤ・バービックのほか、世界V6のクリスチン・ノードハゲンが67kg級の二番手にエントリーしている。ロシアも63kg級に五輪代表のアレナ・カルタショバがエントリーしている(エントリーは変更される場合があります)

 8日(金)は正午から開会式が行われ、午後0時半から試合開始。9日(土)は午後1時に試合開始。日本テレビが放映することになり、8日は日本テレビのみで深夜に、9日は午後7時から8時54分まで全国28局ネットで予定されている。

 レスリングがゴールデンタイムで放映されるのは協会史上初めて。日本協会の高田裕司専務理事は「レスリングの将来につながる画期的なこと。これからも、いろんなチャレンジを続けたい」との見解を述べた。


 【役員】(予定)

 ▼団長 鈴木光(ジャパンビバレッジ)、▼コーチ 栄和人(中京女大職)、木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)、金浜良(ジャパンビバレッジ)

 
【選手】 

 ▼48s級 伊調千春(中京女大)、坂本真喜子(中京女大)

 ▼51s級 坂本日登美(和光ク)、服部担子(中京女大)

 ▼55kg級 吉田沙保里(中京女大)、松川知華子(日大)

 ▼59s級 岩間怜那(リプレ)、山本聖子(ジャパンビバレッジ)

 ▼63s級 伊調馨(中京女大)、中西はつみ(中京女大大学院)

 ▼67s級 斉藤紀江(ジャパビバレッジ)、坂本襟(リプレ)

 ▼72s級 浜口京子(ジャパンビバレッジ)、村島文子(中京女大)


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