【特集】クリスチン・ノードハゲン(カナダ)らが来日




 加ト吉杯2004女子ワールドカップに出場する米国とカナダの一部の選手が10月5日、来日した。米国チームは、さっそくホテル内のトレーニング施設で汗を流すなど、2連覇を目指してやる気が十分。

 カナダからは、中国で合宿しているカナダ・チームの本隊とは別に世界V6のクリスチン・ノードハゲンがドクターらと来日。ことし33歳になり、アテネ五輪を最後に現役引退も予想されたが、「一日でも長く続けたい。オリンピックに年齢制限はないわ」と、2008年北京五輪を目指す勢いを見せた。

 6日にはトッカラ・モンゴメリら米国の一部の選手、カナダ本隊のほか、中国、インド、ロシアが来日し、出場国がすべてそろう。
(右写真は、父の母国・日本に初来日した米国のステファニー・ムラタ=2001年世界選手権決勝で坂本日登美に敗れて2位)


ミニ・インタビュー

 大方の予想に反して現役を続け、約1年ぶりに来日したクリスチン・ノードハゲン(カナダ)を直撃した。

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 ――5位に終わったアテネ・オリンピックを振り返ってください。

 
ノードハゲン:結果は望んだものではありませんでしたが、女子が採用された初めてのオリンピックに出場することができ、とても光栄でした。

 ――初戦で優勝したワン・シュ(王旭=中国)と戦い、敗れてしまったわけですが、ワンは強かったですか?

 
ノードハゲン:確かに強かったです。でも、私は浜口京子やトッカラ・モンゴメリ(米国)の方が強いと思います。浜口とワンの準決勝はワンが勝ちましたが、あの日の勝負でワンが勝っただけのことであり、実力は浜口の方が上でしょう。次に戦えば浜口の方が勝つと思いますし、浜口の方がより素晴らしいレスラーだと思います。

 ――ノードハゲン選手は、北京五輪を目指して現役を続けるのですか?

 
ノードハゲン:オリンピックに年齢制限はないわよ(笑)。北京オリンピックまで続けるかどうかは分かりません。1日、1日が勝負です。できるだけ長くレスリングをやっていたい。オリンピックが終わってダイエットし、67kg級が自分に一番の階級です。

 ――もし北京五輪までやったとして、また72kg級に戻さなければなりませんね。

 
ノードハゲン:私は7階級で実施されると思っています。




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