【特集】「浜口との試合を楽しみにしていてください」…T・モンゴメリ




 加ト吉杯2004女子ワールドカップに参加するインド、中国、ロシアと米国、カナダの一部選手が10月6日、来日し、出場国が出そろった。この日に来日した米国72kg級代表で昨年のワールドカップの覇者、トッカラ・モンゴメリ(米国)を直撃した。


 ――6位に終わったアテネ・オリンピックを振り返ってください。

 
モンゴメリ:アメリカの代表になり、とても燃えていましたし、メダルを取れると思っていました。しかし、それができずに落胆してしまいました。

 ――試合前、減量でかなりばてていたように見えましたが…。

 
モンゴメリ:アメリカから持ってきた計量器が狂っていました。それで大変だったことは確かですが、そんなに苦しかったということはなかったです。

 ――初戦で浜口京子に負け、気持ちはどうでしたか。

 
モンゴメリ:落ち込みました。その負けで銅メダルの可能性もなくなったわけですから。

 ――今回は浜口へのリベンジが目標ですね。

 
モンゴメリ:もちろん勝ちたいですね。でも、今回はオリンピックじゃありませんから…(勝つのは後でもいい?)

 ――優勝したワン(王旭=中国)をどんなふうに見ましたか?

 
モンゴメリ:私とは1勝1敗です(2002年世界選手権=ワンの勝ち、2003年世界選手権=モンゴメリの勝ち)。タフな選手ですが、今回、彼女が優勝したことを驚いた人が多かったと思います。

 ――ワンの勝因は何だったと思いますか?

 
モンゴメリ:パーテールポジションからの攻撃がすごかったですね。重量級の女子の選手でパーテールポジションからの攻撃が強い選手はそう多くいません。彼女はそれが強くて優勝できたのだと思います。

 ――モンゴメリ選手のこれからの4年間の目標は?

 
モンゴメリ:今回のオリンピックでメダルを取って引退しようと思っていました。取れなかったので、レスリングを続けることにしました。目標はまだ特別に決めてはいませんが、がんばりたいと思います・

 ――(来年1月からの)新ルールをどう思いますか?
 
 
モンゴメリ:クレイジー!(ばかげている、という意味か?)

 ――最後に日本のレスリング・ファンへひと言。

 
モンゴメリ:浜口京子との試合を楽しみにしていてください。最高にエキサイティングな試合にしたいと思います。




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