【特集】「国内ではまだ負けない」と自信十分…男子フリー96kg級・小平清貴
▼2回戦 小平清貴(警視庁)○[2−0(TF6-0,TF7-0)]●三上恭祐(専大)
▼準決勝 小平清貴(警視庁)○[フォール、2:50]●米山祥嗣(日体大) ▼決 勝 小平清貴(警視庁)○[2−0(2-0,6-0)]●横山武典(岡山県協会) |
《決勝戦経過》第1ピリオドは小平が中盤にタックルを決め、1−0で取った。第2ピリオドも小平が開始早々にタックルで1点を取り、さらにタックルで1点。そのあとまたさきを2度決め、6−0として快勝した。
アテネ五輪の出場を逃した小平が、全日本王者を死守して幸先いい再スタートを切った。「オリンピックが駄目で、もう一度、と思って頑張ってきた。国内ではまだ負けない。圧勝を目指して戦いました」と、自信は十分にあった様子。
ルール変更についても「パッシブ〜パーテールポジション」という攻撃パターンがなくなり、正直なところやりくにさはあったというが、「強い選手が勝つと思います」と気にするふうでなく、実際に無失点で勝ち上がってその自信を実証した。
タックルでポイントを取ることを考えて練習を積んだ。その勝ちパターンができて、内容としても満点に近いもののようだ。「外国選手と比べると、まだ体が小さい。あとひと回り大きくし、ルールにも慣れて世界に挑みたい」と、気持ちはもう世界での戦いに向いていた。