【特集】2連覇にも出てくるのは反省の言葉ばかり…男子フリー66kg級・池松和彦

 ▼1回戦  池松和彦(日体大助手)○[2−0(2-0,4-0)]●黒田清志(自衛隊)
 ▼2回戦  池松和彦(日体大助手)○[2−0(1-0,3-0)]●岩井康輔(山梨学院大)
 ▼準決勝 池松和彦(日体大助手)○[2−0(3-3,1-0)]●佐藤吏(早大)
 ▼決  勝 池松和彦(日体大助手)○[2−0(3-1,1-0)]●金渕清文(国士大助手)

  《決勝戦経過》第1ピリオドは金渕が1−0でリードしていたが、池松がラスト5秒でがぶり返しを決めて逆転。第2ピリオドも池松が序盤に1点を取り、それを守り切って勝負を決めた。


 03年世界3位、アテネ五輪5位の池松が、全試合判定だったものの1ピリオドも落とすことなく順当に2連覇を飾った。

 対戦相手には学生王者や元全日本王者もいた。五輪代表選手の一日の長を見せての優勝とも思えるが、本人は不満いっぱい。「正々堂々とやっていないですね。時間稼ぎばかりしていた。優勝できたのはラッキーでした」と反省の弁が続く。試合の途中で肩を痛めてしまっい、「ギリギリで勝てばいいかな」という意識になったそうだ。

 「もっとポイントを取って勝たなければ世界では勝てない」と、あくまでも自分に厳しくどん欲。「今日みたいな試合なら、下手に勝つより、負けたほうが良かったかもしれない。反省して来年がんばります」と締めくくり、自分へのリベンジを誓った。




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