【特集】妹との同時優勝に喜びいっぱい…女子51kg級・坂本日登美

 ▼2回戦  坂本日登美(和光ク)○[2−0(TF6-0,TF7-0)]●山田広子(代々木ク)
 ▼準決勝 坂本日登美(和光ク)○[フォール、1:24]●本橋裕子(中京女大)
 ▼決  勝 坂本日登美(和光ク)○[2−0(1-0,3-0)]●服部担子(中京女大)

  《決勝戦経過》第1ピリオドは開始10秒に坂本が回りこんで1点を取り、そのままのスコアで先勝。第2ピリオドも坂本が開始20秒にタックルを決め、中盤にもがぶりからバックを取って1点。終了間際にも1点を取り、2ピリオドを連取して快勝した。


 復帰後、ワールドカップで優勝して十分すぎるほどの試運転を成功させていた坂本が、4年ぶりに全日本チャンピオンに帰ってきた。 「またここに戻ってこられてうれしい。妹と一緒にメダルが取れたし、遠回りしたけどうれしいです」。妹・真喜子と同時優勝もでき、最高の大会となったが、「技術とかはまだまだなので、70点です」と厳しく自己採点した。

 48kg級のアテネ五輪銀メダリストで、03年の51kg級世界チャンピオンの伊調千春が棄権し、大きな壁がなくなった大会だった。「できればやりたかったのが本心です。自分と世界の距離を知りたかったし…」と、この点はちょっぴり残念そうだが、「真喜子が一緒に(五輪を)目指そうと言ってくれたから、戻ってこれたと思う。たくさんの人に支えられた。本当にうれしいです」と、まずは優勝の喜びいっぱいといった感じ。
 
 2005年の目標は妹と一緒に世界選手権に出場すること。「将来は北京五輪で金メダルを取りたいです」ときっぱり。




《前ページへ戻る》