FILAマルティニティー会長がPRIDE観戦で来日へ




 国際レスリング連盟(FILA)のラファエル・マルティニティ会長(スイス)とマリオ・サレトニグ副会長(米国)が、大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われる「PRIDE男祭りSADAME」観戦のため来日することになった。主催のDSEの招待によるもので、DSEでは五輪V3のアレクサンダー・カレリン(ロシア)も招待したが、バカンス中とのことで来日はしない。

 同大会では、00年シドニー五輪金メダリストのルーロン・ガードナー(ロシア)が柔道の92年バルセロナ五輪金メダリストの吉田秀彦を相手にデビュー戦を行うほか、米国五輪代表だったダン・ヘンダーソンが近藤有己、全米学生王者だったケビン・ランデルマンがミルコ・クロコップ(クロアチア)と対戦する。

 FILAでは、レスリングをよりワイドにするため、観る者の興味を引きつける新たなレスリングを模索中。昨年はロシアで、来年1月にはイランで無差別級の大会を開催し、重量級レスリングの醍醐味のある大会をスタート。ことしはビーチレスリングを正式なレスリング・スタイルに認定するなど、多くの試みをしている。その一環として、レスリング出身選手の進路として確立したPRIDEを観戦するものと思われる。

 2000年シドニー五輪期間中の総会では、福田富昭理事(現日本協会会長・現FILA副会長)が、日本で行われた前田日明VSカレリンのVTRを持参し、こうしたファイトが2万人もの観客を集めたことを説明。新たなスタイルの採用などを訴えている。

 PRIDEには、福田会長、高田裕司専務理事、富山英明強化委員長も同席する予定で、この場で、新ルールに対する日本の要望を直談判する。

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