【特集】世界チャンピオン3選手が十日町市の新成人を激励



 女子レスリングが合宿を続ける新潟県十日町市では、1月は雪深いため、春になってから成人式が行われる。ことしは5月3日に行われ、合宿中だった2002年世界チャンピオンの吉田沙保里(55kg級=中京女大)、伊調馨(63kg級=同)、浜口京子(72kg級=ジャパンビバレッジ)がゲストとして招かれ、新成人に熱いエールを贈った。

 世界選手権でのそれぞれの決勝戦のビデオが流れ、続いて「レスリングにかけた私の青春、そしてアテネへ」と題した「青春トーク」。

 吉田は、「私はみなさんと同じ20歳。来年のアテネ・オリンピックでの金メダルが夢です。みなさんもいろいろな夢があると思いますが、夢に向かってがんばっていきましょう」と激励。伊調は、「雪まつりでもお邪魔しましたが、十日町はおいしい、やさしい、楽しい。アテネと北京、オリンピック2大会で金メダルを獲ります」と決意を表明。浜口は「十日町は、自分がレスリングで歩んできた道を全て知っている第2の故郷です。ギリシアのアテネの地で、レスリング人生の集大成を見せたい」と力強く語った。

 また、ゲームコーナーでは吉田&伊調組が男子2人組と馬跳び対決。浜口はダンベルカールで力自慢の新成人と勝負したが、いずれも彼女らが圧勝。

 最後は、浜口京子が父・アニマル浜口氏ばりの掛け声で会場をひとつにまとめ、全員で「1、2、3! 気合ダァ−」「十日町盛り上げていくゾー」と大声をあげて締めくくった。



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