アレクサンダー・レイポルド(ドイツ)倒れる



 1994年世界選手権のフリースタイル68kg級優勝などの実績を持つアレクサンダー・レイポルド(ドイツ=34歳)が8月8日、ウズベキスタンでの合宿中に倒れ、危険な状態であることが分かった。練習中に突然倒れたそうで、すぐに病院に運ばれ、重体という。

 レイポルドは2000年シドニー五輪のフリー76kg級で金メダルを取りながら、ドーピング検査で陽性反応が出たため没収され、2年間の出場停止処分を受けた。しかし栄養補助食品に含まれていた中に禁止薬物があったものと主張し、国際スポーツ裁判所の裁定によって1年に短縮され、2001年世界選手権から復帰。ことしの欧州選手権フリー74kg級で銀メダルを取り、秋の世界選手権にも出場する予定だった。




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