セルゲイ・ベログラゾフ氏が全米チームのコーチに就任か?



 五輪2度を含めて世界一に8度君臨し、全日本チームのコーチも務めたロシアのセルゲイ・ベログラゾフ氏が米国ナショナルの常設練習場のあるコロラドスプリングス常泊のコーチに就任する可能性が出てきた。

 米国レスリング協会オフィシャルホームページ上の「メッセージ・ボード」(掲示板)で報告されている。ただし、同ホームページではまだ公式に報じてはいない。米国フリーチームは、ケビン・ジャクソン(バルセロナ五輪フリー82kg級)をチーフ・コーチとし、デーブ・ベネットが補佐しているが、グレコローマンにいる「レジデント・コーチ」は不在の状態。

 セルゲイ氏はフリースタイル57kg級で活躍し、1988年ソウル五輪で2個目の五輪金メダルを取って引退。その後、米国のリーハイ大でコーチを務めたあと、94年7月に日本ナショナルチームのコーチに就任。95年世界選手権で和田貴広(フリー62kg級)の銀メダルや、96年アトランタ五輪の太田拓弥(同74kg級)の銅メダル獲得に貢献した。

 その後、98年3月にロシアへ戻り、ロシア・チームのコーチを務めていた。



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