【特集】外国選手の強さを実感…女子48kg級・坂本真喜子




 初出場の17歳、坂本真喜子(愛知・中京女大付高)は、予選リーグでアジア大会2位のタジギスタン選手を破るなど非凡な才能を見せたが、決勝トーナメント1回戦で世界V2のイリナ・メルニク(ウクライナ)に敗れた。

 メルニクは、昨年は国籍の問題で出場していないが、00年に18歳で優勝し、翌年も優勝と、世界選手権に2度出場して2度優勝している強豪で、まだ21歳の若さ。坂本は「動きが速く、力が強く、タックル切りもうまかった」と、すべてにおいて劣っていることを認めざるを得なく、「外国選手の強さを実感しました」と振り返る。

 しかし、決勝でメルニクと大激戦を演じたパトリシア・ミランダ(米国)は今年2月に坂本が勝っている相手。大きく劣っているとは思えない。研究することで追いつくことが可能な距離にいることは間違いあるまい。

 「負けたのはショックですけど、この敗戦を必ず次につなげたい。外国選手のような力と動きを身につけたいと思います」と話し、捲土重来(けんどちょうらい=巻き返し)を期する。



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