【特集】「日本に帰ってから、また頑張ります」…女子67kg級・斉藤紀江




 3度目の世界選手権出場となった斉藤紀江(ジャパンビバレッジ)は、最注意としてマークしていた元世界チャンピオン、クリスティ・マラノ(米国)の一本背負いの前に沈み、5位に終わった。柔道出身だけに投げ技の攻防は得意と思われるが、マラノのやや変形の投げに戸惑ったようだ。

 今回の目標は「優勝」で、最低でもメダル獲得をと頑張ってきただけに、敗戦に言葉少な。「日本に帰ってから、また頑張ります」と話すのが精いっぱいだった。

 しかし、13位、7位、5位と順位を伸ばしてきたのはまぎれもない事実。今春のアジア選手権優勝とともに、順調な成長を示しているのは確かだ。アテネ五輪へ向けては、72kg級にアップして浜口に挑む予定。



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