女子W杯出場の米国チームが来日




 10月11〜12日、東京・代々木第二体育館で行われる第3回女子ワールドカップに出場する外国チームを先陣を切って、米国チームが8日、成田空港着のユナイテッド機で来日した(一部の選手は9日)。米国チームは先月の世界選手権(ニューヨーク)で全階級でメダルを取った強豪メンバーがそろった。しかし五輪実施階級の48、55、63、72kg級はすべて銀メダルに終わっており、今回は雪辱戦といったところ。

 冬の訪れすら感じさせる肌寒い成田空港に、タンクトップの格好で現れた48kg級世界2位のパトリシア・ミランダ
(写真左)は、肩の筋肉の盛り上がりのすごさに、新日本プロレス・中邑真輔(青学大OB)の帰国を取材に来ていたスポーツ紙の記者とカメラマンたちが一瞬、「彼女は何者?」といった表情を向けたほど。

 「坂本真喜子と山本美憂のどちらと戦いたい?」という問いに、「両方と戦いたいわ」とやる気満々。同選手はことし2月、坂本に負け(ヤリギン国際大会=ロシア)、山本には勝っているが(デーブ・シュルツ記念国際大会=米国)、前半でリードを許すという大接戦。空気の薄い高地に慣れていなかった山本のスタミナ切れで勝ったようなもので、今回はリベンジと完全決着を望んでいる様子だ。

 55kg級決勝で、2年連続で吉田沙保里に負けているティナ・ジョージ
(写真右)は、控えめながらも「今回は絶対に勝ちたい」と話した。

 9日は、ドイツ、カナダ、中国、ロシアが来日する。


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