【特集】日本協会・高橋正仁事務局員と女性国際審判員の増田早苗さんがゴールイン




 日本協会の高橋正仁事務局員(31)と、日本で唯一の女性国際審判員の増田早苗さん(32、東京・光が丘病院)が11月23日、都内の教会で結婚式を挙げ、赤坂プリンスホテルに約170人のゲストを集めて結婚披露宴を挙げた。

 披露宴には、日本協会から福田富昭会長、高田裕司専務理事をはじめ主要役員が、高橋事務局員の母校・国士大からは恩師の滝山将剛部長、朝倉利夫監督、増田審判員の母校・城西高からは女子レスラー第1号の大島和子教員らが参加し、2人の門出を祝した。

 2人の出会いは94年に高橋事務局員が東日本学連委員長をしていた時までさかのぼるが、その時は学連役員と審判員の間柄でしかなかった。高橋事務局員は卒業後、海外青年協力隊としてシリアで2年間を暮らし、帰国して2000年4月に協会事務局で勤務するようになって再会。大会の準備などで顔を合わせることも多く、仕事のあと一緒に帰るなどして交際へと発展した。

 高橋事務局員は国士大時代に、のちにシドニー五輪銀メダルに輝いた永田克彦と善戦するなど活躍したが、事務能力の素晴らしさを買われて学連委員長へ。増田さんは大島和子教員に勧められてレフェリーの道を歩んだが、1試合だけ試合に出たこともある。93年に日本初の女性国際審判員に合格。94年世界女子選手権に参加して決勝戦のホイッスルを吹くなどの経験を持ち、98年からは男子の全日本選手権をも担当するようになった。


      

       




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