池松和彦、山本聖子がJOC強化指定エリートAへ




 日本オリンピック委員会(JOC)は12月6日までに、強化指定選手の追加などを発表。レスリングでは、世界選手権で優勝した山本聖子(ジャパンビバレッジ)と3位入賞の男子フリースタイル66kg級の池松和彦(日体大助手)の2選手がエリートAへ、2年連続で世界8位以内を確保した女子67kg級の斉藤紀江(ジャパンビバレッジ)がエリートBへそれぞれ認定された。

 「エリートA」が6選手というのは、水泳(14選手)、柔道(9選手)に続く人数(団体競技であるソフトボールの15選手を除く)。

 しかし世界選手権で8位入賞を逃した男子グレコローマン60kg級の笹本睦(綜合警備保障)と同84kg級の松本慎吾(一宮運輸)は「エリートB」からはずれた。

 JOCの強化指定選手は、世界大会などの成績を得点化し、4点以上を「エリートA」、2点以上を「エリートB」とし、選手および専任コーチに強化費が支給される。

 当協会は現在、下記の通り「エリートA」が6選手、「エリートB」が2選手、ぞれぞれ認定されている。ほかに、「ユースエリート」として、豊田雅俊(グレコ55kg級、警視庁)、笹本睦(グレコ60kg級、綜合警備保障)、松本慎吾(グレコ84kg級、一宮運輸)、坂本真喜子(女子48kg級、愛知・中京女大付高)、岩間怜那(女子59kg級、リプレ)の5選手が認定されている。


 【エリートA】(カッコ内は今回の増加ポイント)

女子72kg級 浜口京子(ジャパンビバレッジ) 持ち点8点(+2点)
女子55kg級 吉田沙保里(中京女大)      持ち点7点(+2点)
女子63kg級 伊調馨(中京女大)         持ち点7点(+2点)
女子51kg級 伊調千春(中京女大)        持ち点7点(+3点)
女子59kg級 山本聖子(ジャパンビバレッジ) 持ち点5点(+5点)
男子フリー66kg級 池松和彦(日体大)     持ち点4点(+4点)

 【エリートB】(同)

男子フリー55kg級 田南部力(警視庁)    持ち点2点(+1点)
 
《田南部の以前の得点は「1点」だったが、世界王者を破るなどの実績が認められ「エリートB」に認定されていた》
女子67kg級 斉藤紀江(ジャパンビバレッジ) 持ち点2点(+1点)



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