ルロン・ガードナーがあわや凍死!



 シドニー五輪と昨年の世界選手権のグレコローマン130kg級の覇者で、アレクサンダー・カレリン(ロシア)を破ったレスラーとして有名なルロン・ガードナー(米国)が、あわや凍死というアクシデントに襲われた。強じんな体力のおかげで奇跡的に一命をとりとめたが、再起できるかどうかは不明。

 事件は2月14日夜から15日にかけて起こった。ガードナーは友人3人と故郷アフトンの山中にスノーモービルにいったが、一人だけ道に迷ってしまった。彼の姿が見えないため、友人が助けを求めたのは夜7時40分。朝になってヘリコプターが出動し、ガードナーを発見。すぐに救出し、病院に運んだ。低体温症と凍傷に見舞われており、話すことはできるが、歩くのはかなり困難な状況。回復したとしても、後遺症が残ることも考えられる。

 現地の夜の気温はマイナス25度から28度で、ガードナーの軽装備では通常なら命がなくなるところ。また、登山者のようにシェルターを作る技術があったなら、翌朝のヘリコプターからでは見逃していた可能性もあったという。



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