浜口京子が世界1、2位を撃破…世界女子合宿から


    

     


 東京・北区の国立スポーツ科学センターで行われている世界女子合宿の第3日目となる7月23日、練習試合が行われ、72kg級アジア大会代表の浜口京子(浜口ジム)が、昨年の世界チャンピオンのエディタ・ビトコウスカ(ポーランド)をわずか37秒でフォールに下し、同2位のマ・バイリン(中国)にも2分34秒、フォールで圧勝。力の違いを見せつけた。

 浜口は「相手が手のうちを隠していたかどうかなんて気にする余裕はなかった。自分の力を精いっぱい出すことだけを考えてぶつかっていった」と、昨年の世界選手権準決勝で負けた世界チャンピオンにリベンジして満足そう。試合を長くやっていろんなことを学ぶことも考えなくはなかったそうだが、それよりも勝つことで自信をつける道を選んだという。

 マ・バイリンとはアジア大会でも対戦することは確実だが、この日の試合で「負けることはない」という自信を持った。かなりの自信と余裕をもって本番へ臨めそうだ。

 昨年までの75kg級では、増量しなければならず、これがけっこうきつかったという。減量して試合に臨める今の方が楽だそうで、このあたりも自信を持ってアジア大会と世界選手権に挑める要因となりそう。今回の世界合宿を経て、自分たち日本選手のスタミナが外国選手を上回っていることを実感。「自信がつきました。残りの合宿では、スパーリングでも1点もやらないことを目指してがんばっていきたい」と力強く話した。



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