赤石光生・強化委員がアフガニスタンへ



 国際交流基金から要請され、アフガニスタン・カブールのレスリング指導への派遣が決まったロサンゼルス五輪銀メダリストの赤石光生・強化委員(ジャパンビバレッジ)が8月5日、寄贈するTシャツ、レスリングシューズを段ボール4箱とともに成田空港を出発した。

 6日にカブールに到着し、日本大使館に滞在して地元レスラーの指導にあたる。アジア大会(9月29日開幕、レスリングは10月2〜8日=韓国・釜山)には同国コーチとして参加する予定で、カブールから韓国入りし、同大会終了まで活動する。


 同コーチは米国へのコーチ留学の経験もあり、「地元のレベルが分からないが、指導することに不安はない。明日から来ない、というくらいしごくことも考えている」と言う。しかし、自由化になったばかりでまだ戦禍も残る国だけに「指導以外の不安が大きい。タマ(銃弾)はよけられない」と緊張の面持ち。日本協会の福田富昭専務理事や数人の報道陣らの見送りを受け、機中の人となった。



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