笹本睦が7位入賞…世界グレコ選手権最終日(午前)



 グレコローマンの世界選手権最終日は12月9日、4階級の予選が行われ、準々決勝へ進んだ58kg級の笹本睦(綜合警備保障)は、アトランタ・シドニー両五輪の金メダリスト、アルメン・ナザリアン(ブルガリア)に2−8で敗れ、7位に終わった。男子両スタイルで最高の成績となる。


 【58kg級】笹本睦(綜合警備保障)=37選手出場 7位

準々決勝戦 ●[2−8]vs Armen Nazarian (ブルガリア)

 
【経過】笹本はオリンピック連覇を達成したナザリアンに対し、昨年のシドニー五輪でテクニカルフォール負けした雪辱に挑んだ。試合開始後、やや低く堅い構えで始まり前へ前へ押しまくる。しかしナザリアンい頭や腕を引かれ、前へ崩されて先にパッシブを取られた。ナザリアンが得意の俵返しを仕掛けた瞬間、笹本は下から俵返しを破って、胴タックル状態に入ってリバース・ポイントで先制。それからローリングで2−0とした。その後、ナザリアンをリフトしたものの、体を預けられ2−2の同点。パーテールポジションからの再スタートとなり、ナザリアンのがぶり攻撃で2失点。もう1度体を返されて3点を取られ2−8とポイントを広げられた。

 第2ピリオド、笹本は必死で攻めたが、ナザリアンにうまく左右にかわされ、そのままのスコアで終了。準決勝進出を逃した。

 笹本は「ポイントが取れているので、内容はよかった。 何もできないで負けたわけではない。この借り来年返したい。」と話した。





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