笹本睦が決勝トーナメント進出…世界グレコ選手権第3日(午前)


 グレコローマンの世界選手権第3日は12月8日、各階級の予選などが行われ、58kg級の笹本睦(綜合警備保障)が予選3回戦を勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。同予備戦では2階級にわたって五輪2連覇を果たしたアルメン・ナザリアン(ブルガリア)と対戦し、ベスト4入りを目指す。

 日本選手の成績は下記の通り。


 【58kg級】笹本睦(綜合警備保障)=37選手出場

3回戦 ○[フォール、3:22=10−0] Ravinder Singh (インド)
 
【経過】2000年アジア・ジュニア王者相手に先にパッシブを取った笹本。ガット・レンチは返せなかったが、2度目のパッシブによるガット・レンチで2ポイントを先制し、がぶりから前に返して5−0とリード。第2ピリオドが始まって、笹本はすぐに巻き込みの一本背負いで3ポイント。そのまま返して10−0とし、フォールへ持ち込んだ。

 
※笹本は決勝トーナメント進出


 【69kg級】永田克彦(新日本プロレス職)=28選手出場

3回戦 ○[4−1] Endrix Arteaga (ベネズエラ)
 
【経過】1分すぎ、永田が脇くぐりタックルを失敗して1失点。すぐ永田が反撃し、前に崩して後ろから送り出して1−1。ガット・レンチなどを決めて4−1とリード。第2ピリオド、時間稼ぎとも思える場面もあったが、失点を許さず逃げ切った。

 
※永田は予選リーグ敗退


 【85kg級】松本真吾(一宮運輸)=29選手出場

3回戦  BYE

 
※Bardosi(ハンガリー)がVanDePool(オランダ)にTフォールで勝ったため、松本は予選リーグ敗退




《前ページへ戻る》