村田知也は9位…世界グレコ選手権第2日(午前)



 グレコローマンの世界選手権第2日は12月7日、ギリシアのパトラスで続開。決勝トーナメントへ進んだ54kg級の村田知也(滋賀・日野ク)は、インド選手に敗れ9位に終わった。この日からスタートした階級では、85kg級の松本慎吾(一宮運輸)のみ1回戦に出場し、テクニカルフォールで初戦を飾った。

 日本選手の成績は下記の通り。


  【54kg級】村田知也(滋賀・日野ク)27選手出場

決勝T1回戦 ●[1−7] Khatri Mukesh (インド)
 
【経過】ムケシュは2000年アジア・ジュニア王者であり、ことしの世界ジュニア選手権3位の成長株。手足は細いものの、長く、見かけ以上の強さだった。村田は先にパッシブを取られ、ガット・レンチや俵返しで2分を待たずに6失点。第2ピリオドにがぶりや、差しで反撃したが、そのデフェンスを破ることはできず、逆に1失点。ラスト1分、ようやく胴タックルで1点を取ったが、その後の攻撃がなく、1−7で判定負け。

 
※村田は9位


 【58kg級】笹本睦(綜合警備保障)=37選手出場

1回戦  BYE


 【69kg級】永田克彦(新日本プロレス職)=28選手出場

1回戦  BYE


 【85kg級】松本真吾(一宮運輸)=29選手出場

1回戦 ○[Tフォール、2:52=13−0]Jerry Van De Pool (オランダ)
 
【経過】松本が力のある、安定したレスリングを見せた。約1分でパシーブを取り、低いながらも俵返しで2点。逆方向に返して、さらに2点。2分33秒、3点となる胴タックルを決め、パーテールポジションから俵返しで持ち上げ、大きく投げて5+1点を獲得。試合を決めた。





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