米国協会が代替2案をFILAに提出


 米国レスリング協会は9月28日、米国テロ事件によって延期となったニューヨークでの世界選手権に関し、2つの代替案を国際レスリング連盟(FILA)へ提出した。

 ひとつは、12月6〜9日にニューヨークで実施する案で、この場合、最初の3日間はジャコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターで行われ、最終日のみがマジソン・スクウェア・ガーデンで行われる。もうひとつは、ことしの世界選手権の開催を他国に譲る代わりに、2003年の大会をニューヨークで実施する案。

 米国レスリング協会のリッチ・ベンダー理事長は「ニューヨークでの世界選手権開催は、米国のみならず、世界のレスリングの発展につながる」とし、ニューヨークでの開催を希望し、この2案のどちらかを採用するようFILAに申し入れている。

 FILAは10日にスイス・ローザンヌでミーティングを開き、最終決定する予定。


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