女子の五輪種目決定…女子関係者の話


 女子レスリングがアテネ五輪正式種目になったことによる、女子レスリング関係者のコメントは下記の通り。(女子選手には、4階級に変更されることを前提に聞いていますが、その部分は正式決定ではありません)


 福田富昭・全日本女子連盟理事長「7月下旬に福岡で世界水泳選手権が行われた際、JOCの八木会長(9月9日没)にお願いし、IOCのロゲ会長に女子レスリングを五輪種目にしてほしい旨の親書を手渡した。八木会長は快く引き受けてくれ、渡したよ、と電話をくれた。最後の仕事をしてくれた。報告できないのがとても残念。10月10日の合同葬の時に、ご霊前に報告したい」

 
杉山三郎・全日本女子チーム監督(中京女大部長)「ホント!? 10年間待ち続けた日がやってきた。夢のようだ。長かった。4階級であっても正式種目に決めてくれたことはありがたい。階級の削減に同意してくれた男子関係者にも感謝したい。アテネでは金メダルを最低1個は取れる。これで日本のレスリングが活気づくはず。男子の伝統もよみがえってくれるものと思う。本当にうれしい」

 
富山英明・日本協会強化委員長(全日本女子連盟理事)「種目入りを期待していた。努力が実ってうれしい。女子はアテネで必ず金メダルを取れるだろう。男子も頑張らねばならない。とにかくレスリング界にとって明るい話題です」

 
浜口京子選手(75kg級=世界V3)「やった〜! ニューヨークの世界選手権が流れて、がっくりきていたんです。元気が出なくて、練習を休みたかった。本当に決まったんですか? 頑張っていれば、いいことがあるんですね。アテネでは金メダルを目指します。階級がせばまって、どんな強豪が集まっても、ほかの国がどんな強化してきても金メダルを取れるようにがんばります」

 
山本聖子選手(56kg級=世界V2)「まだ信じられません。まだダメかな、という気持ちもあり、半分あきらめていたんです。とにかくうれしいです。3年間は長いと思いますが、世界一を続けたい。階級が変わることに不安はあるけど、精いっぱい頑張りたいと思います」

 
坂本日登美選手(51kg級=世界V1)「世界選手権が流れてがっかりした気持ちがありました。4階級に変わることは心配です。でもオリンピックまで3年間ありますし、金メダルを目標に頑張るだけです。金メダルを狙います」



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