「戦うなら、絶対に負けられない」…全日本王者・鈴木
高田が出場を予定しているグレコ130kg級の全日本王者、鈴木克彰（警視庁）もキューバから帰国した３月７日、高田のレスリング挑戦を聞き、参戦を歓迎した。
プロの選手と違って挑発的な言葉は一切なし。狙うフォール・タイムを聞かれても「（自分は）まだ世界で通じない選手なんですから、そんなことは…。プロレスであれだけ頑張ってきた人ですから、強いんじゃないですか？」と高田を持ち上げるが、「戦うことになったら絶対に負けられません」と気合いを入れた。
選手の少ない階級だけに、試合だけでなく練習でも手合わせしたい様子。「練習相手が増えるのはうれしい。どちらが世界へ出ても五輪出場権を取れるよう、お互いのレベルを高めたい」と話す。そばにいたシドニー五輪グレコ69kg級銀メダルの永田克彦（警視庁）は「スケジュールがあけば、高田さんの練習相手を務めます。強くなってもらって、鈴木を刺激しますよ」とニヤニヤ。